晴空便り

造形詩家・末富晶の晴れた空へつながるブログ

私の不登校記~その8~

 <主役の座>

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「学校に行かない」生き方とは、どのようなものでしょう。

 

「学校に行けない」生き方と、どこが変わったのでしょうか。

 

 

表面的には何も変わらなくても、私の内面でそれはとても大きな変化でした。

 

行かないと決めたことで、誰かや何かのせいで仕方なくそうなってしまったわけではなく、自ら進んで今の道を選んでいるのだとはっきり言うことが出来るようになり、私はつまり、そこでようやく自分の人生の主役となることができたのです。

 

「みんなが言うように大変な未来が待っているかもしれない」

 

「みんなが言うように学校に戻るべきなのかもしれない」

 

そんな不安の声が内側で際限なく繰り返されている間、私は知らぬ間に主役の座を自分以外の何かに明け渡していました。

 

その時味わった大きな挫折感は後から考えれば何の根拠もないただの思い込みでしたが、当時の私にとっては本物で、多くの人の言葉を受けて

「もうこの先まともな人生は望めない」

と10歳にして絶望していたのです。

 

今なら笑い話ですが・・・。

 

 

未来は誰にも分かりません。

 

「次の一歩をどんな心持で踏み出すか」

 

それこそが進む先の景色を変えていくのだと思います。

 

 

そしてその心持を決められるのは、主役の座を譲渡していない時のみだと知った時、私の中からむくむくと目の前の道を歩き出すための暖かな勇気が湧いてきたのでした。

 

 

   末富晶

 

高島市社会福祉協議会広報「しふくのふくし」NO.56より

 

→ ~その9~

♪ 私の不登校記 その1はこちら

 

 

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