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晴空便り

造形詩家・末富晶の晴れた空へつながるブログ

私の不登校記~その6~

不登校と私

 

<森の遊び場>

 

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学校へ行かなくなってからしばらくの間、何年かは近所の森が遊び場でした。

 

森といっても町中にある小さなもので、数分もあれば通り抜けられる明るい緑の空間だったのですが、子どもの頃の私には今見るよりもずっと広く感じられていて、わくわくとスリル溢れる冒険の場所でした。

 

一緒に遊んでくれる仲間がいたことも、そう思えた大きな理由だと思います。

当時同じ学区内に不登校児の友だちが何人かいて、ほとんど毎日その森や誰かの家を遊び場にして集っていました。

 

太い木の枝にロープをくくって垂らしたものを掴み、崖のようになっている高い場所から勢いをつけて跳ぶ、という所謂ターザンごっこをしたり、スパイや追っ手に扮して何らかの事件に関わるストーリーを展開し森中を駆け巡ったり、季節になるとたくさん実る赤い木苺をみんなで集めて回ったり。

こうして書いてみても、なんだか嘘みたいに子どもらしく遊んでいたのだなと思えます。

 

もちろんテレビゲームにも夢中な世代だったのですが、今のようにインターネットが普及していなかったので、持っているゲームソフトには必ず終わりがあり、何度かクリアしたらあとは外に出るくらいしかすることがありませんでした。

 

今思うと、のどかな時代だったのかもしれません。

 

 

   末富晶

 

高島市社会福祉協議会広報「しふくのふくし」NO.54より

 

~あとがきのようなもの~

もし私が現代のインターネットが普及し尽した時代に同じ状況になっていたとしたら、終わりのないネットのゲームやSNSなんかの楽しみと、実際の生身での経験とをうまくバランスをとって生活に取り入れられたかどうか、とよく考えます。
多分、かなり難しかったのではないかな・・・
そういう意味で、時代に救われた部分もあったと思います。

 

→ 〜その7へ〜

 

 

<晴空便りホームページ>

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