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晴空便り

造形詩家・末富晶の晴れた空へつながるブログ

私の不登校記~その5~

不登校と私

<未来の自分のために今何かをするのではなく、

今何かをしていることが未来の自分につながっていく>

 

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≪早く着くことなんて目的じゃないんだ≫

 

十五才の時に書いた詩の中の一節に、「なぜ学校へ行かなくなったのか」という大人たちからの問いへの答えを私なりに表していると思います。

 

早く着くというのは、一体どこに早く着くという意味でしょうか? 

学校へ行っている間、私はずっと、どこかにあるゴールを目指してそこへ最短の距離と速さで到着しなければいけない責務を負っている気がしていました。

 

小学校の6年間、中学校の3年間、高校の3年間、それから大学へ行って、会社へ入って、それからそれから・・・

 

小学生の私にとって、その年月はあまりに長く、先にあるはずのゴールは全く見えませんでした。

その見えないゴールのために、今するべきことが決められている。

そのことがだんだんと、耐えられないほどの苦痛と感じるようになり、ついには不登校児としての道を歩む結果となっていったのです。

 

そうなって一番変わったことも、自分の将来に対する考え方だったかもしれません。

 

「未来の自分のために、今何かをする」のではなく、「今何かをしていることが、未来の自分につながっていく」のだと、そんな風に考え方の転換をするようになってから、私はずいぶんと楽になり、やっとほっと息をすることができるようになりました。

 

   末富晶

 

高島市社会福祉協議会広報「しふくのふくし」NO.53より

 

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