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晴空便り

造形詩家・末富晶の晴れた空へつながるブログ

私の不登校記~その4~

不登校と私

<十五才の詩>

 

 

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山田洋次監督の映画「~十五才~学校4」の制作期間中、この映画のホームページで体験記の連載をすることになった私は、不登校の経験から感じたことを思いつくままに文章にしていました。

 

そんな中、何回目かの投稿の際に載せていただいた詩があります。

「ひるさがり」という題名のその詩は、私がまだ現役不登校児の頃、ちょうど映画の題名の「十五才」の時に書いたものです。

 

 

  草原のど真ん中一本道を

  あてもなく歩くのがカッコいいって思ってる

  ほとんどの奴がバスに乗っても

  ぼくだけは歩いて つっききるんだ

 

  早く着くことなんて目的じゃないんだ

  雲より遅くて十分さ

  この星がぼくにくれるもの 見落としたくはないんだ

 

 

 

皆と一緒のバスから降りて、一人で行くことに決めてしまって。

それはすごく不安な旅立ちだったけれど、一歩一歩ゆっくりと歩くうちに、バスに乗っていては気づけなかった大切なものに出会うことができた。

そんな想いを、詩にしたものです。

 

図らずもこの詩は少し形を変えて映画の中に登場し、重要な役割を担うことになります。

そんな不思議な運命を持った詩だとは、もちろん書いた時には想像さえしていませんでした。

 

 

   末富晶

 

 高島市社会福祉協議会広報「しふくのふくし」NO.52より

 

~あとがきのようなもの~

「少年」を「浪人」、「バス」を「馬」に変えて、この詩は映画に登場しています。

人生何が起こるか分からないものですね。

 

→ 〜その5へ〜

 

<晴空便りホームページ>

seikuudayori.wix.com