晴空便り

エッセイスト・生け花アーティスト・末富晶の晴れた空へつながるブログ

みそひともじの記憶

生け花<ガーベラ・アワ・ハラン・レモンリーフ> 末富晶 10月になりました。 まだ一年を振り返る時期には早すぎるのだけれど。 今年に限っては、 本当に色んなことがあったなぁと この辺りで振り返っても許されるのではないか。 そう思えるくらい、本当に…

ツクル森 へ

京都の京北という地域で9月23日〜24日の二日間にわたって開かれたイベント「ツクル森」にて、本「不登校でも大丈夫」の紹介とお話会をさせていただきました。 行く前にはどんな雰囲気になるかなと想像したり、話すことを考えたりしていたのですが、いざ…

紙ヒコーキにのって

はじめての本の出版から10日ほど経ちました。 seikuudayori.hatenablog.com 本に関係する懐かしい人との再会やあれやこれやで怒濤のように流れた一週間ののちの、ふいの静けさの中にいます。 ここからずーっと続くのか、あるいは単に台風の目なのか。 よく…

著書「不登校でも大丈夫」が出版されました

私のはじめての著書が、今月出版されました。 題名: 「不登校でも大丈夫」 著者: 末富晶(すえとみしょう) 出版社:岩波ジュニア新書 表紙イラスト:はぎのたえこ さま 小学校三年生から不登校児となり、そのまま学校に戻ることなく大人になった一人の人…

時間がかかる道

<生け花・ピンクッション・ニューサイラン・レザファン(末富晶)> 森下典子さん著の、「日日是好日ーにちにちこれこうじつー」を読んだ。 本屋さんでふと文庫本を手にとったとき、 柔らかな文面を見て「小説なのかな?」と思ったのだけれど、 作者と茶道…

ただ共鳴するためだけに~優しい社会に必要なものとは~

明後日、ありがたいことにまた、不登校時代のお話をさせてもらうことになっています。 その資料作りをしていて、ふと思い出した二十歳くらいの時のこと。 東京の真ん中で、仲間とともに、グループをつくって その時の自分たちなりに、小さくとも、社会を少し…

雨の日に書く晴空便り

5月になりました。 お久しぶりの、晴空便りです。 更新していない間も、何度か書こうとしていて。 いくつか書いて、ストックもしてあったのだけれど。 なぜだかこれは、今出すタイミングではないかな、という気持ちが続き。 すんなりスムーズに流れる日を待…

時代の流れに世界をのせて

現代生け花展「TUDOU〜集う〜」、15日におかげさまで無事に最終日を迎えました。 私にとっては初めての、華道壮風会の名を冠しない華展で。 たくさんの実りがあった5日間。 私個人としては不登校のお話会まで開催させていただいて、 自分の持っている色々…

パネリストをさせていただきました

昨日は久しぶりにたくさんの方々の前で不登校時代の話をする機会をいただきました。 『大人になった元不登校児の話ということで、他の二名の方と共に、パネリストをお願いします』 とのことだったので、勝手に三者での座談会的な雰囲気なのかなと思っていて…

現代生け花展TUDOU〜不登校ほんわか立ち話〜

来月、神戸にて現代生け花展「TUDOU〜集う〜」に出展させていただきます。 4月11日(水)〜15日(日) 11:00〜18:00(最終日は17:00) 入場無料 会場:GALLERY 北野坂 アクセスはこちら↓ http://gallery-kitanozaka.com/map/map.html 8…

一期一会の旅人たち

しばらく前からうっすらと気が付いてはいたのですが。 私はどうやら、比較的 「道を聞かれやすい人」であるらしいです。 他の人と比べてみたことがないので、 平均値よりどのくらい多いかといった 具体的な程度の差は分からないのですが とにかくなんだか、 …

7年目の春の日に

この国に大きな傷跡を残したあの日から、7年の月日が過ぎました。 多くの人にとってきっとそうであるのと同じように、 私はまだこの日のことを語る言葉を持たないと感じているけれど。 やはり何年経っても、当時のことを思い出して、新たな生き方を考える、…

3度目の3月3日に

<生け花・桃・チューリップ・ハラン 末富晶> 3月3日、ひな祭り。 なんと、2月はブログを書かないままに過ぎ去ってしまった… みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。 このブログの初めての投稿はちょうど二年前のひな祭りで。 ということはここから、…

てのひらからこぼれ落ちる日々に

虹色のストーブが届きました。 丸いフォルムの…正式には何というのでしょう、 コンセントはなく、マッチでも火がつけられる、 上にやかんを置いてお湯が沸かせるタイプの灯油ストーブです。 虹色の炎になるストーブが欲しい、 と思ったことは未だかつてなか…

2018年のはじまり

<生け花・アイリス・アオモジ・ポリシャス 末富晶> 三が日が終わり、お正月独特の空気も薄れ、 寂しいような、ほっとするような… 今日ぐらいからようやく、本当の、今年のはじまりという気分になってきます。 毎年、その年の抱負を語ったり、その時持って…

よいお年を

<華道壮風会・現代生け花 2017年12月 ギャラリー島田 出展作品> 「 閑座 」 波のない夜にじたばたしたとて どこへ行けるものでもない 月のない夜にきょろきょろしたとて 何が見えるものでもない 波はどこからやって来る 光はいつ現れる 風のある夜は畳に座…

トランスフォーメーション

<いけばな・ストレリチア・フウセントウワタ・ポリシャス> 末富晶 11月 ストーブに火を入れて、暖かな部屋で文章が書ける幸せ。 だんだんと、冬が近づいてきました。 またまたお久しぶりの晴空便りですが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。 大人にな…

雨の日に

<いけばな・バラ・雪柳> 末富晶 2017年10月 雨の日が続きます。 聞けば、台風も来ているのだとか。 10月の後半になってまだ台風の名を耳にすることは珍しい気がしますが、どうでしょう。 いつだったか、雨の日にバスに乗っていて。 一緒に乗っていた方が…

からたちも秋はみのるよ

現代文人生けの会場にさせていただいている蘆花浅水荘。 お庭の奥に、大きなからたちの木があります。 これがあの童謡に歌われている「からたち」なのだと、 ここへ来て、はじめて知りました。 「まろいまろい実」は、思っていたよりも大きかったです。 それ…

現代文人生けの日

本日、記念すべき蘆花浅水荘での第一回現代文人生けの会。 おかげさまで無事に開催することができました。 華器を並べながら、そろえたお花を見ながら、 あらためて、こんな場所でゆっくりお花を生けることができるって なんて贅沢なんだろう…という気持ち。…

秋の開花期

<いけばな・ピンクッション・ハラン> 末富晶 2017年9月 台風が去り、また静かな空模様。 昔からよく人々は心模様を空模様に例えてきたけれど、 なるほど、然り、と、 毎瞬ごと形を変える自分の心の内を眺めていると大きく頷けます。 「悩み」とか 「苦しみ…

カタログの外の世界へ<蘆花浅水荘~案内係見習い~>

今月27日に開催する蘆花浅水荘での現代文人生けの会の際、出来れば自分で屋敷内を案内したいという思いから、 「研修中」という札を首から下げている気持ちで、この間実際の見学に訪れた方のご案内に後ろからついて行き、色々と勉強をさせていただきました…

「はやい」と「おそい」

今朝は朝から雨がしとしと降っていて、 夏だということを忘れるくらい、なんだかとっても涼しいです。 久しぶりにゆっくり座って、書く事を決めぬままにこうしてブログを書いています。 このところもまた、色々なことが起こり。 いつものように喜んだり驚い…

9月27日(水)” 現代文人生け ”を始めます

あっという間にもう8月。 なんだかこういう書き出しをほぼ毎月くらいしている気がする…。 月日が飛ぶように過ぎている感覚は確かにあって、 でもよく考えたら今年になってから決まったこと、出会った人も驚くほどたくさんあって。 濃いような、早いような、…

花よ届け

大げさでなく、最近、花のことばかり考えています。 これから9月に新しく花の教室を開くつもりなのですが、 それに合わせておそらく私自身も進化の必要性があり、 色々考えたり見え方が変わったりと忙しい。 そんなことがあってもなくても、 私たちは心配せ…

ブレンダンとケルズの秘密

「ブレンダンとケルズの秘密」という、とても美しいアニメーション映画があります。 私がこの映画のことを知ったのは2〜3年くらい前でしょうか。 たまたま、ネットのどこかで見かけ、その映像と音楽にたちまち虜になりました。 一度だけ東京のどこかで上映…

いけばな・アガパンサス

<いけばな・アガパンサス ニシキギ アスパラ> 末富晶 2017年7月 長らくの迷走からようやく着地点を得たような昨日のお花。 このまま行きなさい、と言ってもらえたようでとても勇気をもらいました。 華材はアガパンサス・ニシキギ・アスパラ。 このお花の世…

持仏堂のお掃除~蘆花浅水荘~

昨日、台風後未だ雨やまぬ空もようの中、蘆花浅水荘~ろかせんすいそう~にてお庭の中に建つ持仏堂(記恩堂)のお掃除をさせていただきました。 蘆花浅水荘は山元春挙画伯によって大正時代に建てられたお屋敷で、国の重要文化財に指定されている貴重な建物な…

サプラーイズ

昨日、待ち人来る、で 家のベルが鳴る音とともに訪れ人の声がしました。 ちょうどお昼の2時を数分ほど過ぎた時で、約束の時間にぴったり。 「はいはーい」 と、玄関の磨りガラスの先に明るい色の服を着た男性の姿が透けて見え、 何の疑いもなくガラリと開い…

柵を越えて

小学校3年生から学校へ行かず不登校児となって、そのまま大人になった私ですが。 不登校児となってから後、自分のことを「柵から出たヒツジのようだ」と感じていた時期がありました。 「柵」は言うまでもなく学校のことで、 仲間もたくさんいる、安心安全な…